ドバイの大手建設会社は、砂漠地帯の奥地で実施される12か月間の高速道路拡張工事に従事する200名の作業員の宿泊施設確保という、極めて困難な物流課題に直面しました。現場は都市中心部から何時間も離れており、舗装道路が存在しないため、大型貨物の輸送はコストがかかり、かつ時間がかかる…
ドバイにある大手建設会社は、遠隔地の砂漠地域で実施される12か月間の高速道路拡張工事に従事する200名の作業員の宿舎確保という、深刻な物流課題に直面しました。現場は都市中心部から数時間離れており、舗装道路が存在しないため、大型貨物の輸送は高コストかつ時間のかかるものとなっていました。
従来型キャンプが失敗した理由: プレハブ鋼構造キャンプを採用すると、20個以上のコンテナ輸送が必要となり、輸送コストが大幅に増加します。また、砂漠の過酷な環境——夏季の気温が45℃に達し、砂嵐が頻発し、昼夜の気温差が極端——では、簡易なシェルターでは居住が不可能となります。さらに、クライアントはプロジェクト遅延を回避するため、キャンプを2週間以内に稼働させる必要がありました。
折りたたみ式の優位性: 折りたたみ式コンテナユニットがその答えとなりました。作業員4人を収容するユニット50基が選定され、折りたたんだ状態では1つの40フィートコンテナに10基が収容可能となり、輸送に必要なコンテナ数を従来の20個からわずか5個へと大幅に削減しました。現場では8人の作業員が重機を用いずに7日間でキャンプ全体を組み立てました。各ユニットには80mm厚のポリウレタン断熱材(真夏の最高気温下でも室内温度を26℃に保つ)が施され、砂埃対策の窓および内蔵型エアコンが装備されていました。さらに、折りたたみ式の共同キッチン2基および共有トイレ・浴室4基が施設を補完しました。
具体的な数値と成果: クライアントは、従来型キャンプと比較して輸送費および人件費において12万米ドルのコスト削減を実現しました。また、作業員満足度スコアは前年比で40%向上し、離職率の低減にもつながりました。

